「新しい日本の再建は我々青年の仕事である」という覚悟のもと、1949年に第一歩を踏み出した青年会議所は、青年としての正義感、理想を追求する心、真摯な情熱という価値観のもと「ひとづくり」「まちづくり」「教育」「国際社会」「環境」など様々な分野に対して積極的に関わってきました。創始の「志」は、70年以上経った今も脈々と受け継がれています。
福岡県のJC(青年会議所)
2024年現在、日本全国に671の青年会議所に約30,000人の会員が所属しており、次世代を担う責任世代として様々な社会的課題に積極的に取り組んでいます。
日本JC(公益社団法人日本青年会議所)とは
昭和24年(1949年)に、責任感と情熱をもった青年有志によって明るい豊かな社会の実現を理想とした東京青年商工会議所(商工会議所法制定にともない青年会議所と改名)が設立され、日本の青年会議所(JC)運動は始まりました。
青年たちが共に向上し合い、社会に貢献しようという理念のもとに各地に次々と青年会議所が誕生し、1951年には全国的運営の総合調整機関として日本青年会議所(日本JC)が設けられました。
また、122の国や地域に青年会議所があり、恒久的な世界平和を掲げ民間交流を行っています。私たちも、国際青年会議所(JCI)のメンバーとして各国の青年会議所と連携し、世界を舞台に様々な活動や運動を展開しています。
日本青年会議所:https://www.jaycee.or.jp/
国際青年会議所:https://jci.cc/
JCの特性
青年会議所には、20歳から40歳までであれば入会できます。この年齢制限は青年会議所最大の特性であり、常に組織を若々しく保ち、果敢な行動力の源泉となっています。 各青年会議所の理事長をはじめ、すべての任期は1年に限られます。会員は1年ごとにさまざまな役職を経験することで、豊富な実践経験を積むことができ、自己修練の成果を個々の活動にフィードバックさせていくことができます。 青年会議所におけるさまざまな実践トレーニングを経験した活動分野は幅広く、OBも含め各界で社会に貢献しています。たとえば国会議員をはじめ、知事、市長、地方議員などの人材を輩出、日本のリーダーとして活躍中です。
JCの活動
さまざまな活動においてリーダーシップを発揮できるように、JCでは独自のプログラムを作成、常に実践的なトレーニングを行い、全会員の能力向上に努力しています。
JCではよりよい社会づくりのために、LOM・ブロック・地区・全国単位でさまざまな会議を開催。まちづくりから行政改革、教育問題・環境問題にまで活発に議論しています。
東日本大震災での炊き出しや物資の支援に加え、近年日本各地で発生している豪雨災害の際には、被災地域と連携し、人財及び物資の支援、支援金の送金をはじめとするボランティア支援をしております。また、防災体験などの災害への備えについての啓蒙活動も行っております。
日本の未来を担う子どもたちの健全育成のために、各地ではさまざまな青少年事業を展開しています。学校・家庭・地域の架け橋となるべく活動を行っています。
全国各地で様々なスポーツの大会を開催しています。スポーツが与えてくれる喜びを通じて、地域の人々の心と身体の健康促進を図っています。
多様な人財がより活躍しやすくなる社会をつくるため、マイノリティに対する先入観や無意識の偏見をなくす社会を目指しています。また、子育て世代が過ごしやすい環境を醸成することを目指すベビーファースト運動を進めています。
国際人としての広い視野をもち、友情を築くことで世界の平和を達成したい。各地のJCでは、世界各国の青年会議所と提携し、子どもたちを中心とした交換留学や交流キャンプ、さらには留学生の受け入れなどの事業を行い、国境を越えた友情の輪を広げています。
JCの会員構成
日本(日本JC) | 世界(JCI) |
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LOM数 671LOM | NOM数 109NOM |
会員数 28,397名 | LOM数 4,663LOM |
国/地域 122 | |
会員数 147,633名 |
第1次産業~第3次産業まで、あらゆる業種で活躍しています。
約9割が取締役&管理職として企業の中核を担っています。
創業者、事業継承者が多く、地域との強い絆が特徴です。
各地のJCでは市民や行政の共感を得ながら、地域の特性を活かしたまちづくり運動を展開しています。自らが先頭に立ち、環境美化や地域の魅力再発見、伝統の復活など、自分たちの住む地域の活性化に若いエネルギーを燃やしています。